フェレットの歴史

フェレットの歴史

フェレットはペットとしてとても人気が高い動物です。
また見た目も洗練されておりとても現代的なイメージがあります。
しかしその歴史は意外に古くて私たち人間の役に立って来ているのです。

フェレットの起源

フェレットとは野生で生きていたヨーロッパケナガイタチやステップケナガイタチなどのイタチ科の動物を家畜化して、その後改良したことにより現代の形になったといわれています。
詳細は不明ですが一説には3000年前から人間と一緒に暮らしている記しがあるそうです。

ヨーロッパでのフェレット

昔のヨーロッパでは狩りの時にフェレットを使っていたそうです。
フェレットがねずみやウサギを巣穴から引っ張り出したところを貴族が狩るとう仕組みです。
現在でも同様の手法で狩りをしているそうです。
配管の掃除などもブラシをつけたフェレットに潜らせて配管内を走り回らせて掃除をしていたそうです。
そして1908年ロンドンオリンピックの際に狭いところの配線工事ではフェレットに配線を引っ張らせて狭い場所に線を通していました。
そうして人間と近づくことでペット用に品種改良されて今では世界中でペットとして愛されています。
その他の国でのフェレット ヨーロッパで人気の出たフェレットが今度はアメリカ、カナダ、ニュージーランドで大人気となり大きなファームが建設され繁殖させることに成功しました。
そして最近では中国でもファームが建設され世界中がフェレットを買いに中国に行っています。

フェレット禁止の国

遠い昔から人間に愛されてきたフェレットですが現在でも飼育が禁止の国があります。
アイスランド、オーストラリア、アメリカの一部の州(カリフォルニ州やニューヨーク症など)では飼育が禁止されています。
これは万が一野生化した場合に地域に住み着いてしまうのを避ける為にこのような処置が取られています。
また、条件付で飼育が出来る国もありましてその中に日本も含まれています。
唯一北海道で飼う場合には知事の許可を得てからでないと飼育することはできません。
これは北海道の自然や生態系を守る為の処置です。
歴史的にみても野放しにして被害が出た国もあるそうです。
そこからみると北海道の処置も正しのかもしれません。

毛皮としてのフェレット

フェレットはその肌触りの良さから毛皮に大変人気があり、19世紀後半のアメリカ毛皮商人が材料としてのフェレットをスペインから大量に購入しました。
その結果アメリカには毛皮用のフェレット飼育(ファーム)が栄えました。

現在ではペットとしてかわいいフェレットですがここに至るまでには深い歴史があったのです。
今ペットとして飼えるのは様々な人が努力や飼育をやってきたおかげだと言う事です。

フェレットの毛色

フェレットの毛色

フェレットの魅力といえば多岐に渡るその美しい毛色です。
またその模様も様々で珍しいものにはうっとりさせられます。
その肌触りも心地よくてついつい触ってしまいます。
フェレットの毛は柔らかい毛(アンダーコート)と長い毛(オーバーコート)で構成されています。
この柔らかい毛は基本的に白に近い淡色で、長い毛が濃い色になりフェレットの毛色や模様を作っているのです。
ではどの様な毛色(カラーバリエーション)があるのでしょうか。

「セーブル」

一番多い毛色です。
濃い茶色が多く目の周りが黒色です。
手足や尾も黒色が多いです。
フェレットの先祖と言われているケナガイタチの色に近いそうです。

「ブラックセーブル」

セーブルよりも全体的に黒色に近い茶色で口の周りが白色です。
毛の密度も濃くてさわり心地がとても良いです。
「シナモン」 赤みが強く薄い茶色で覆われており毛には光沢があります。
長い毛の部分の先がシナモンの色をしています。
但し、成長するにつれて長い毛は濃い色になっていきます。

「ライトセーブル」

長い毛は濃い茶色で目の色が濃い茶色です。
セーブルよりは全体的に淡い色になっています。
「シャンパン」 長い毛は黄褐色でシャンパンのような色をしています。
別名「ピンクゴールド」や「ジンジャー」と呼ばれています。
「シルバー」 長い毛は黒と白が混ざったような色で、鼻は黒、茶色、ピンクなどがあり斑になる場合もあります。

「ライトシルバー」

シルバーよりも白の割合が多く、日光に当たるとより輝く銀色に見えます。
マーシャルファームでは「スターリングシルバー」と呼ばれています。

「シルバーミット」

シルバーにとても近い色で手足に手袋(ミット)をつけたような模様をしています。
全体的には黒と白が混ざっていますが手足の先は白色です。

「バタースコッチ」

長い毛が茶色からチョコレートのような色で全体的には黄色がかっています。
アメリカでは「チョコレート」とも呼ばれています。

「ホワイトファーブラックアイ」

長い毛、短い毛両方がほぼ白色です。
成長過程や季節の変化によって濃い色が出る事もありますが濃い色の割合が全体の10%以下でないと「ホワイトファーブラックアイ」とは呼ばれません。
とても希少価値が高くペットとしての価格はかなり高くなっています。

「ブレイズ」

頭の頂上から白いラインが入ったような模様をしています。 長い毛の色は特に指定がありません。

「パンダ」

これもパンダのような模様が入ったものです。
長い毛の色の指定はありません。

最後に
様々な種類の毛色があるのがフェレットの特徴でもあります。
一つ一つに個性があって本当に見ていて飽きることがありません。 自分好みの毛色を探してみるもの良いでしょう。

フェレットのファーム

フェレットのファーム

フェレットのファームとは繁殖場の事です。
現在日本に輸入されているほぼ全ては去勢や避妊手術を受けています。
その理由は野生化を防止することや、混血を避ける為、ファームの利益を確保する為など様々です。
一言でファームと言っても様々な特徴や特色があり上級者にはここのファームのフェレットしか飼わないという人までいます。
また、フェレットの種類の名前には各ファームの名前がつけられているほどです。
では世界にはどのようなファームが存在しどの様な特徴があるのでしょうか。

「マーシャル」 現在国内に入ってくる中で一番多いのがマーシャルファームのフェレットだといわれています。
アメリカのニューヨーク州に存在し広大な敷地でフェレットの繁殖をしています。
比較的に穏やかで優しい性格のフェレットが多いです。
サイズも小さいものが多く初心者には最適です。
マーシャルフェレットは耳に二ヶ所刺青をしておりそれぞれ臭腺除去と去勢、避妊済みの証明のためです。
そして体にはマイクロチップが埋め込まれているので万が一のときに個体の識別が可能です。 世界的にみても最も人気が高いファームのひとつです。

「パスバレー」

マーシャルの次に人気が高いと言われているのがパスバレーです。
アメリカのペンシルバニア州にあります。
サイズとしては小さ目が多くカラーバリエーションが豊富なのが特徴です。
ただし、小さいときに若干の噛み癖がある種類が多いです。 体が丈夫で健康的な個体が多いことが人気の理由です。

「マウンテンビュー」

アメリカのニューヨーク州にあります。
耳にマウンテンビュー出身を表す刺青があります。 大きくなる個体が多くて顔が丸いのが特徴です。
噛み癖もほとんどありません。
ただし、現在の日本では中々手に入りません。

「ルビー」

アメリカのアイオワ州にあります。
もともとは、アライグマやスカンクの繁殖をしていたファームです。
その歴史は60年以上です。
カラーバリエーションが多く毛並みの良いフェレットが多いのが特徴です。
日本ではほとんど見かけません。

「カナディアン」

カナダのバンクーバーにあります。
がっちりとしたフェレットが多く耳にはカナディアン出身の刺青があります。

「ミスティック」

ニュージーランドの北島にあります。
体が大きくなる個体が多くお腹にミスティックの刺青があります。
大きくなる個体が多いです。

最後に
フェレットはそのファームごとにカラーや性格に特徴が出ます。
色々なファームのフェレットを見てみて自分にあったファームのフェレットを選んでみるのも良いでしょう。
これ以上にもっと沢山のファームがありますので色々勉強してみるのも悪くありません。