フェレットのケージを選ぼう

ケージの種類

フェレットを飼うならば、あると便利なケージは、いくつもの種類があります。
ケージに入れて飼うとなると、大半のケージの中で過ごすこととなり、快適に過ごせるようなケージを選びたいものです。
ケージも様々な種類があり、それぞれにメリットがあります。

・横長タイプ

フェレット用のケージとして、もっとも一般的なタイプです。
トイレを十分に広く確保することができ、エサ場や寝床も設置するスペースが確保出来ます。
飼うとなると、トイレなどを設置しないといけないので、必要な道具を設置できるだけの広さのあるケージを選ぶと良いです。
そのような意味では、横長タイプは、十分に用途を果たしてくれます。

・正方形タイプ

広さはいくつかの種類があり、部屋のスペースに合わせて配置しやすいです。
ただこのようなタイプのケージは、設置できるトイレが限られ、フェレットが粗相する可能性も高いです。

・縦長タイプ

縦に長いケージであり、置ける道具は限られます。
ただ縦に長いので、2階建てや3階建てにすることもでき、フェレットがケージ内で登って遊ぶなどもできます。
縦に長いケージが、複数匹飼うにも良いかもしれません。

ケージを選ぶポイント

・出入り口が大きく高いところにない

フェレットをケージから出すこともあるので、出入り口は大きい方が良いです。
ケージ内を掃除する時にも、フェレットを外に出さないとなりません。
ケージの出入り口は開放する事も多く、高い場所にあると、フェレットが外とケージを移動しにくくなります。
高齢になると動きが鈍くなるので、高いところにあると出入りしにくくなります。

・平坦な床

ケージの床は、網でなく平坦な作りになっている方が良いです。
爪が伸びるのが早い生き物なので、編み目だと爪が引っかかり、怪我をする危険があります。
もしも床が編み目の作りのケージならば、マットを敷くなどして、爪が引っかからないようにしましょう。

・高さより広さがあった方が良い

フェレットは登るのは上手な生き物ですが、降りるのが下手です。
ケージを2階建てや3階建てにしても良いですが、高いところに登れる構造にすると、転落して怪我する危険があります。
部屋に十分に広さを確保できるスペースがあるならば、広いケージを使い、横に動いて遊べるようにした方が良いです。

・壁の編み目は小さい方が良い

ケージとして、犬用を使う方もいますが、犬用のケージは、壁の編み目が広くなっています。
犬であれば多少広い編み目でも出られませんが、フェレットだと通り抜けられることがあります。
そのようなケージを設置すると、フェレットを中に入れても、すぐに外に出てしまいます。
ケージを買うならば、犬用ではなく、フェレット用のケージを買うようにしましょう。

フェレットはくさいって本当?

臭腺のにおい

フェレットはくさいと言われますが、それは臭腺のにおいが原因です。
縄張りを主張するために、臭腺からにおいを発生させて、マーキングして、テリトリーを主張するのです。
このにおいがとても臭く強烈であり、発情期になるとさらに臭くなります。

臭腺を除去する手術を行うとにおいを抑えることができ、通常売られているフェレットは、ほとんどが除去手術を行っています。
ただ臭腺を除去しても、においが完全になくなるというわけではなく、飼育するとやはり少しにおいはあります。

ニオイ対策

他のペットと比べるとにおいの気になる生き物ですが、ケージの掃除をこまめに行う、シャンプーをしっかりとしてあげることにより、においを防げます。

・ケージの掃除

ニオイ対策では、まずはケージの掃除をこまめに行います。
特にトイレは、排泄物からにおいが発生するので、毎日トイレの掃除は必要です。
夏場であれば、1日2回トイレ掃除をしても良いでしょう。
ケージ全体についてお、1週間に1回は行うようにして、においが気になる方であれば、早めに掃除しても構いません。

その他にも消臭スプレーを使う、空気清浄機を使うなどの対策があります。
ただこのような方法は一時的なものであり、根本的な解決にはなりません。
さらには、消臭スプレーを使うと、ニオイで縄張り主張するフェレットに、ストレスを与えてしまい、スプレーの成分が体に良くないかもしれません。

・シャンプー

フェレットのシャンプーは、体を綺麗に保つ意味もあり、においを防ぐ意味もあり、2週間ぐらい1回はシャンプーをしてあげます。
ただ人間のように、体を水で濡らしてシャンプーすれば良いと言うことではなく、やり方があります。

まずはぬるま湯のお風呂を用意し、37度程度の人間にとっては少しぬるいぐらいの温度にします。
お風呂に入れるときは、足からゆっくりと入れてあげて、顔に水をかけないようにします。
急に体全体を入れると、驚いて風呂嫌いになります。
顔に水がついたら、タオルなどで優しくそっと拭いてあげます。

お湯で毛が柔らかくなってきたら、次はシャンプーです。
直接毛にシャンプーをつけずに、まずは水で溶いてから泡立て、背中部分から順にシャンプーをつけます。
優しく毛並みをそろえるように洗い、上手に洗うと気持ちよさそうにします。
おしり周りは入念に洗い、シャンプーで洗った後は、すすぎをしっかりとしてあげましょう。

洗ってあげた後は、すぐにタオルで体を拭いてあげて、体が冷えないようにしてあげます。
優しくなでるように拭いてあげるのが良く、ドライヤーを使うと驚くフェレットもいるので、出来るだけタオルなどだけで拭いてあげるのが良いです。

フェレットに噛まれたとき

フェレットを飼いはじめたときによくあるトラブル

フェレットを自宅に迎え入れるときにはまず最初にいくつかのしつけをしていかないといけません。

トイレの場所や寝る場所を教えるとともに、人と一緒に暮らしていく上で必要になるいくつかのルールを教えていくようにします。

そんなしつけをするときに必ずと言ってよいほど経験するのがフェレットからの噛みつきです。

飼いはじめの頃のフェレットは何かとよく人に噛みつくという行動をしてきます。

あまりにも頻繁に咬み付かれるので飼い主さんの方がフェレットに嫌われてしまっていて攻撃を受けているのではないかと思ってしまうこともあります。

ですがフェレットが噛みつく理由は必ずしも敵愾心を抱いているからというわけではありません。

フェレットが噛みつく理由としては、「不安や恐怖」「驚き」「体調がすぐれない」「歯が生え変わっていてかゆい」「空腹を感じている」ということが挙げられます。

特に飼い始めの頃によく見られる噛みつきは「不安や恐怖」を感じているからということがほとんどです。

フェレットだけでなく犬やネコなども子供の時期にはしばしば飼い主に噛み付いたりしてくるものですが、これは新しい環境に慣れずストレスを感じてしまっているがために手近にいる人に対して攻撃的な行動をとってしまうのです。

噛まれた時にはきちんと叱る

子供の時期のフェレットは力も弱いので咬まれたからといってすぐにひどい怪我をしてしまうということはありません。

ですがもし咬み付かれてしまった場合には冷静に引き剥がし、悪いことをしたのだということを教えるために「ダメ!」といった叱る言葉をかけます。

子フェレットに咬み付かれた時には飼い主さんの中には機嫌をとろうとしてお気に入りの餌やおやつを与えてしまうという人もいます。

しかしこれは大きな間違いで、噛み付いたときにおいしい餌をもらえるということを経験してしまうとそのフェレットにとって「飼い主に噛みつく=餌がもらえる」という誤った記憶を植え付けてしまうことになります。

こういう時の動物の学習はかなり早いので、たった一度だけであってもそれをしてしまったために次から大した理由がなくてもどんどん噛みつきにきてしまうということもあります。

咬み付かれたときには首筋を掴んで引っ張ればすぐにフェレットは離れてくれるので、厳しく叱るということを何度も繰り返し教えていきましょう。

ただし厳しく教えるといっても咬み付かれた時に逆に頭をひっぱたいたり鼻先を弾いたりといった暴力を加えることもやってはいけません。

暴力を伴った調教は確かに効果的なこともありますが、それをしてしまうことでフェレットとの信頼関係が崩れペットとしてのパートナーではなく一方的な主従関係として理解してしまいます。

咬まれたらその理由も詳しく考える

それまで比較的おとなしかったフェレットがある日突然咬みついてきたということもよくあります。

このとき考えられるのが怪我や病気などによって体内の調子がおかしく、具合が悪い時に飼い主から触られたくないと思っての行動です。

私達も病気や怪我でひどくつらいときにはあまり他の人に話しかけられたりされたくないものですが、フェレットも同じように感じています。

むしろ言葉を話すことが出来ないフェレットだからこそ、噛みつくという行動により自分の体調の悪さをメッセージとして伝えているというふうにも言えます。

咬みついた後のフェレットは一旦体を引き離し、ケージの中に入れてしばらく放置する「タイムアウト」という方法が有効です。

この間かごの中で具合が悪そうにしていないか、体を丸めてできるだけ動かないようにしていないかといったことを観察してみましょう。

体調が悪いというとき以外にも、お腹がひどく空いていたり遊びをしたくてじゃれて咬みついているということもあります。

普段からよくフェレットのことを観察しておけば、いつもと違った行動をしたときにどうしてそんなことをしたのかということをも予想しやすくなります。